デジタルインボイス

現在、デジタルインボイスの標準仕様の策定が進められています。ファーストアカウンティング は、2022年8月、日本におけるPeppolのサービスプロバイダーとしてデジタル庁より正式に認定を受けました。Peppolアクセスポイントを介したデジタルインボイスの送受信の実現に向けてサービス開発を進めています。

Peppolとは?

Peppolのロゴ

Peppol(ペポル)とは、受発注や請求にかかる電子文書(インボイスなど)をインターネット上でやり取りするための国際規格となります。日本では、デジタル庁が国内におけるPeppolの管理・運用等を 行うPeppol Authorityとなり、日本の各種法令や商習慣に対応した日本標準仕様を検討・策定しています。ファーストアカウンティングは2022年8月にPeppol AuthorityからPeppolサービスプロバイダーの認定を受け、日本での普及に取り組んで参ります。

Peppolのメリット

Peppol(ペポル)という共通規格でデジタルインボイスのやりとりができれば、異なる会計システムやEDIを使用している企業間においても請求書関連の電子データの受け渡しが可能になります。また、紙ベースだった請求書をPeppolで電子化することで、デジタルトランスフォーメーションを実現します。更に、Peppolによって自動化を進めることで、作業工数削減・コスト削減・支払いサイクルの短縮化・ペーパーレス化なども期待できます。

Peppolで請求書の送付を電子化することで、印刷や封入の工数のほか切手代も削減できるメリットもあります。

インボイス制度との関係は?

2023年10月1日より、インボイス制度(適格請求書等保存方式)が開始されます。これにより、消費税の仕入税額控除の適用を受けるためには、売手から発行された請求書・領収書などのインボイス(適格請求書・適格簡易請求書)が必須となります。制度の開始により、デジタルインボイスの利用は必須ではありませんが、適格請求書には法定の記載事項が必要であるため、受け手がそのチェックをする手間を軽減することができるデジタルインボイスが注目されています。

Peppol アクセスポイントサービスについて

Peppol(ペポル)のアクセスポイントは、インターネット上に構築されたPeppolネットワーク内で電子データの送受信を行う企業間の中継点です。認定を受けた事業者だけがこのサービスを提供することができ、アクセスポイントを経由しなければPeppolネットワークを通じて電子データを送受信することはできません 。ファーストアカウンティングは、日本におけるPeppolサービスプロバイダーとしてデジタル庁より認定を受けています。

今後は、売手が送信した請求書データをPeppol形式に、買手が受信したPeppol形式の請求書データを指定の形式に変換するエージェント機能の提供を予定しています。

Peppol アクセスポイントサービスの流れ

コラム:Peppolの導入によるDXでどう変わる?

経理業務は紙による手作業が残っており、請求書の印刷・封入・郵送・保管などの作業負担やコストが高いのが現状です。また、紙で管理するためにリモートワークではなく出社する必要があるほか、大量の印刷・郵送・保管・廃棄による環境負荷が高いという課題もあります。Peppolを導入することで請求書送付の電子化が実現でき、印刷・封入・郵送が不要になるだけでなく、データがシステム間で直接送受信されることで、入力作業はなくなり、手作業による入力・照合ミスや紛失などの問題が解消されるほか、データの要素を定義できることで処理の自動化も飛躍的に進むと考えられます。

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