マクニカ主催「NVIDIA 金融AI Meet-up with Macnica」に登壇

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~経理・財務領域に特化したAI研究の取り組みと企業文書特化LLMの開発を紹介~

経理シンギュラリティを実現するファーストアカウンティング株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:森 啓太郎、以下 ファーストアカウンティング)は、2026年4月17日に開催されたマクニカ主催イベント(NVIDIA 協力)「NVIDIA 金融AI Meet-up with Macnica 生成AIの自律的進化:“データ主権”と“精度”の両立」 において、当社共同創業者でFA Research チーフサイエンティスト、執行役員の藤武将人が登壇し、当社が取り組むAI研究および企業向けAI開発について講演を行いました。

本イベントでは、金融・企業分野における生成AIの活用をテーマに、AIモデルの精度向上とデータ主権の両立に関する最新の技術動向が紹介されました。当社は、経理・財務領域に特化したAI研究とその実用化について事例を交えて発表しました。

背景

当社では2023年よりNVIDIA DGXサーバーを本格的に導入し、大規模言語モデルの研究開発を進めています。
その成果の一つとして、簿記1級や公認会計士試験の知識レベルに対応可能なLLM 「Deep Dean」 を開発しました。現在は、この研究開発で得られた技術と知見を活用し、企業の経理・財務業務を支援する自社プロダクトの開発・提供を進めています。
多くの企業がAI技術を業務に活用する中、独自のAIモデル自体を自社開発する企業は決して多くありません。そんな中、特に経理・財務という専門領域に特化したAI開発を行うということに意義があるという考えのもと、当社はサーバー環境への投資に注力しております。
現在は研究開発をさらに発展させ、会計処理に必要な契約書や社内文書などの企業文書の理解に強みを持つ言語モデルの開発を進めており、この技術により、契約書や社内ドキュメントなどの内容をAIが正確に理解し、情報抽出や業務処理の自動化など、企業業務の高度化に活用できる環境の実現を目指しています。

NVIDIA Nemotron / NeMo Data Designer を活用したAI開発

今回の講演では、AI開発の過程において NVIDIA Nemotron および NeMo Data Designer を活用し、事前学習データ等の生成を行っている点にも触れ紹介しました。

当社ではこういったAIを、自社開発AIの学習データを生成するアプローチに取り入れたり、デバッグ等にも活用しております。AIがAIを作る時代と言われるように、AIによって微調整データを含めたデータセットの構築を効率化し、機密性の高い情報を扱う領域におけるSLM(Small Language Model)の開発も進めやすくなっていることをご説明しました。

今後の展望

当社は生成AIの進化とともに、今後もAI技術の研究開発を進め、企業の経理・財務分野における課題解決に貢献するAIプロダクトの開発を推進してまいります。企業業務の高度化と効率化を支援する技術の提供を通じて、より多くの企業のDXを支えてまいります。