ファーストアカウンティング、経理のリモートワークを実現する ソリューションを提供 請求書の入力・確認業務を7割削減が可能

  • プレスリリース

~財務・経理部門がテレワークで困る「紙の請求書」を効率化~

会計分野に特化したAI-OCR(光学文字認識、以下「AI-OCR」)ベンダーであるファーストアカウンティング(本社:東京都港区、代表取締役社長:森 啓太郎、以下「ファーストアカウンティング社」)は、新型コロナウイルスの感染拡大防止による緊急事態宣言の影響によりリモートワーク対応を行っている上場企業の経営企画部門・経理財務部門向けに、独自に開発したAI-OCR機能を搭載し、経理の負担を軽減するソリューション「Robota」の提供を開始しました。

テレワーク(リモートワーク)で浮き彫りになった経理の課題とは?


新型コロナウイルス感染の拡大により、政府は4月7日 7都府県に対し緊急事態を宣言し、4月16日にはこれを全国に拡大いたしました。事業者に対しては「オフィスでの仕事は原則自宅で行うようにしていただきたい」「どうしても出勤が必要な場合はローテーションを組むなどして、出勤者の数を最低7割は減らす、時差出勤をする」など求められました。

経理・財務部門の幹部を対象にした新型コロナウイルスの影響の調査(※1)では、回答者の70%がテレワークを導入したと回答しました。そのうち41%の人が「テレワーク中に出社する必要が発生した」と回答しています。出社する理由として「紙の書類の処理(請求書・証憑書類・押印手続・印刷)」などが挙げられ、経理部門特有の紙の書類による処理の多さや、それらのデータを用いた打ち合わせなどやりとりが業務上必須であることが課題になっている結果が出ています。

今後、緊急時に備えてテレワークができる体制を整えることはもちろん、平常時においても働き方の多様性が広がる昨今では、リモートで働ける環境や体制の構築は必要になってきます。より多くの企業の経理・財務部門に、請求書の支払業務をデジタル化し効率化して欲しいと考え、ファーストアカウンティングでは経理業務ソリューション・サービス「Robota」の開発しました。

■経理・財務が完全リモートを可能にする支払業務ソリューション・サービス「Robota」
経理・財務のリモートを実現するには、紙の書類のデジタル化が大きな鍵を握ります。ファーストアカウンティングが提供する経理業務ソリューション・サービス「Robota」は、深層学習により会計証憑(請求書、領収書など)を読み取り、自動入力を可能にします。

1. メールに添付された請求書をデジタル化

Robota証憑の読み込み

PDFやJPEG形式の請求書を指定のメールアドレスに送ってもらうだけで、証憑を読み取り、請求書などの情報をデジタル化します。Robotaで読み込まれた情報は、テキストや数字の情報として入力され、利用されているERPや会計システム形式のCSVで出力が可能です。

2. 会計システムへ自動入力

会計システムへ自動入力の仕組み

各企業が利用している会計システムとAPI連携などにより会計システムへの入力まで自動化をします。会計システムへ自動入力や仕訳ルールも、企業ごとに設定ができ、さらに人工知能を活用して各会社の仕訳ルールを学習させていくことがでます。

3. 支払いマスターとの突合作業の自動化

経費の支払いマスターデータとの突合結果は、Robotaの設定により読み取り精度の信頼度表示とAIによる確認を経て確認が必要と判断されたデータに対してアラートが表示されるため、経理・財務担当者の確認作業が大幅に効率化されます。

突合結果

Robotaは、働き方改革や新型コロナウイルスの感染拡大を受けてテレワーク(リモートワーク)導入企業が増大する中、経理・財務部門においてもテレワークや働き方改革推進に貢献するサービスとなっています。

※1 日本CFO協会「新型コロナウイルスによる日本企業の経理財務業務への影響」