「2024年12月期 第1四半期 決算説明 動画・書き起こし」を公開しました

決算説明動画

決算説明 書き起こし

エグゼクティブサマリーになりますが、売上高、前年同期比41%増という形で好調な滑り出しをしております。初期費用に関しまして、今まではあまり課金をしてこなかったわけなんですけども、AIのSIerさんと同様に、本格的な初期費用を課金し始めました。ということで、売上高と営業利益が好調に推移してございます。

サーバと監視コストの見直しにより、粗利率は目標を上回る69.6%という形になってございます。また、売上高に関しましては3.7億ということで粗利率は69.6%、営業利益に関しましては5,500万ということで、営業利益率が14.8%となってございます。

顧客単価に関しましては月額109万でございまして、月次解約率は1.4%でございます。EBITDAは年換算になりますけども3.1億という形でございます。ARRに関しましては約15億という形でございます。ROEおよびROICに関しましては21.3%と16.6%ということでございます。

第1四半期の業績ハイライトでございます。まず損益計算書ですが、粗利率、目標は66.8%ですという形で公表させていただいておりましたけれども、先ほどご説明さしあげた通り、サーバの費用を見直したり、サーバのモニタリングを見直したり、また初期費用を課金することによりまして実装部隊の人件費を自分たちで賄おうということで、この三つをもってしまして、目標を上回る69.6%で推移しているということでございます。

売上成長に関しましては41%増ということでございます。また営業利益率は14.8%と非常に好調ではありますけども、ちょうど弊社、後ろで今引っ越し作業しておりまして、今週末に事務所移転を行いますので、通期予想は据え置きという形で考えさせていただいてございます。

売上高の構成比でございますが、月額課金のMRR部分、固定で毎月収益を上げているものに関しましては84%でございます。初期費用を本格的に課金することで粗利率を改善しておりますので、そこの部分が伸びまして3.6%になったということでございます。残りの従量に関しましては12%でございます。

ビジネスフローでございますが、中小企業向けに関しましてはOEMということで、6社の会計ベンダー様経由で、弊社のAIおよびPeppolを提供させていただいております。大企業様向けに関しましては直接販売も行いますし、販売パートナー経由でも販売を行っております。

売上の構成比でございますが、中小企業向けの会計ベンダーのOEMの売上が全体の32%でございまして、大企業向けが残りの68%ということでございます。パートナー経由の販売が26%であり、直接販売が42%という形でございます。

パートナー一覧になりますが、SaaSベンダーで日本を代表するようなコンサルティングファームや、IBMとかNTTデータを中心としたSIerさんに販売いただいているSaaSは非常に少ないのですが、弊社のほうは販売いただくと同時に、全ての案件の約70%は、これらのコンサルティングファーム、システムインテグレーター社さんに弊社のAIの実装まで行ってもらっているということも一つの特徴かなと考えております。

四半期の様子といたしましては、過去と比較しましてもQ1は非常に良い滑り出しだったということをご理解いただけるのかなと思っております。良かった要因でございますが、月次解約のチャーンというものがありますけれども、それを上回る新規の獲得および既存のアップセル・クロスセルができたというのが順調な背景であるということでございます。

また本社の移転に関する費用はご覧の通りでございます。左側の写真にございますように、今日現在の2.5倍以上のスペースでオフィスを構えるということでございます。ただもう経費は最小に抑えたい会社でございますので、築41年のビルに引っ越すということになりました。

売上高に関しましては、ご覧の通りでございます。通期予想売上および営業利益がありますが、予想に関しまして順調な進捗具合でございます。

貸借対照表に関しましてはご覧の通りでございますけども、前回の期の当期純利益がプラスになりました。自己資本比率が上がりましたということですね。

大企業向けの販売も非常に好調でございまして、新しいロゴも追加をさせていただきました。

重要なKPIでございますけれども、平均の顧客単価ARPAに関しましては100万前後で推移している会社でございますので、ここは多少のでこぼこありますけども、大体100万前後でいくだろうと思っております。また既存顧客に関しましては、右側のグラフにございます通り、1年目は大体平均すると35万ですね。月額課金35万。2年目になると、アップセル・クロスセルが効いてきて98万。3年目以降は175万という平均になっておりまして、ご契約いただいた後もアップセル・クロスセルが好調ですというのが特徴となってございます。

また月次解約率に関しましては、ほぼ横ばいでございました。

ARPAですね。今回初めて公開という形になりましたけれども、年の平均成長率は約48%ということで、ARR自体は15億ということでございます。

広告宣伝費用、引き続き低調のままということで、売上に対する広告宣伝費は2.1%ということで、引き続きテレビCMやタクシー広告、あるいはGoogle広告というのは不要であると今日現在考えておりまして、広告に頼らない売上の増加を目指していきたいと考えております。

売上原価および販管費に関しましてはご覧の通りでございまして、人件費が非常に大半を占めているということをご覧いただけるかなと思います。AIの会社でございますので、通信費ということで、AmazonだったりとかGoogleの費用ですね、こちらのほうが24.3%というのが特筆すべき項目かなと考えております。

ビジネスハイライトになりますけども、ご覧の通りアメーバ経営を始めました。売上が好調でありますけれども経費も最小にしたいということで、各部門ごとにアメーバリーダーを置きまして、実際に会社経営を行う後継者育成をしていくとか、組織が大きくなっていくときに良い経営陣を増やしていくということで、売上を伸ばすだけではなく、やはり利益を最大化していくことに重きを置いていくために、アメーバ経営の徹底を行っているということでございます。

2つ目のビジネスハイライトでございますが、ご覧の通り無事、J.フロントリテイリングという、デパートのグループ会社になりますけども、そちらのほうでNTTデータグループのBiz∫の導入を一緒に行いました。
また、SAP Concurさんからは、イノベーションパートナーアワードを受賞いたしました。
さらに、デロイト・トーマツさんとも経理DXにおきましてパートナーシップの契約を結びましたというご報告でございました。

3つ目のビジネスハイライトですが、生成AIの一種である大規模言語モデルというものがございますが、これを利用して画像化された文章を解析するものを自分たちで開発しまして、自分たちの生成AIを論文にし、AIの学会で発表して論文が採択されましたというお話でございます。

ご覧の通り文字認識の精度がどんどん上がってきておりまして、請求書の場合はハンコを押されると、もう読めないですね、右側のやつとか。しかし、AIのほうが、もう最近は識別精度に関しては人間の眼を超え始めてるのかなという感覚を持ってございます。NVIDIAのサーバのH100というものを、上場後導入いたしまして、生成AIの学習と研究開発を加速させていただいてございます。

No.1戦略ということの裏付けということで、MM総研の最新の発表資料によりましても、経理DX分野においてファーストアカウンティングが売上No.1ということになりました。

また成長戦略についてでございますが、生成AIの研究が順調に進んでおりますけども、その生成AIを使ったもので、Large Language Model、大規模言語モデルといったものがあるのですが、それを使ったプロジェクトを2社で進行しております。また請求書を今まで受領したり、あるいは領収書を受領して処理を自動化していくといったものがメインだったわけですが、請求書を送る側のサービスでベータ利用が始まりました。

またグローバル展開に本気で取り組もうということで、グローバル人材の採用が順調に進んでおりまして、エンジニアの半分は外国籍になりました。ということで、海外の請求書も読めるようになりました。

目標と事業活動でございます。目標は、ご覧の通りフォーキャストとして書いている通り、売上高成長率34%でございます。12億が去年の売上でございましたので、今年は16億ということでございます。

また営業利益率に関しましては10%ということで、これは営業利益率を10%でキープしながら、できるだけ採用を行って来年以降の売上の成長率をキープしたいということでございます。粗利率は66%でございまして、これは目標が66.8でございましたが、Q1に関しましては69%超という形で推移してるということで、ここのページは、株主の皆様に対するコミットメントでありフォーキャストということでお考えいただければと思います。

売上に関しましてもMRRで見ていますので、取れている契約で、あとは新規で取れているペースを見ていくと、ほぼ予定通りでいけるかなというような手応えを感じております。

またストレッチゴールとわれわれは社内で呼んでいますけれども、今まで既存ビジネスがAPオートメーションということで債務処理の自動化に取り組んでまいりましたが、今後はE2Eということで、請求書の前の処理、具体的には発注書とか納品書の領域を攻めていこうかなと考えておりまして、その上に乗ってくるようなプラットフォームが25億という形で、今後の5年後、見立ててます。

またIRをタイムリーに皆様のほうにお届けしたいということで、ぜひこのQRコードを取っていただければ、プレスリリースであったり株価に影響しそうな情報に関しましては、こちらのほうでタイムリーにお伝えしていきたいと考えております。

今日の発表資料は以上となります。制約を取り払うことで自信と勇気を与えるというのが、われわれのパーパスでございますので、今後もお客様の制約を取り払うことで自信と勇気を与える、そういう会社になりたいと考えております。