PEPPOLについて

  • デジタルインボイス(Peppol)

PEPPOLとは

PEPPOLとは、PAN-EUROPEAN PROCUREMENT ONLINEの略からわかるようにEUの購買システムのオンラインに関する仕様を指します。また、PEPPOLは、Open PEPPOLという協会が作っています。OpenPEPPOLは、ベルギー法に基づく非営利の国際協会であり、公共部門と民間の会員で構成されています。同協会は、PEPPOLの仕様、構成要素、サービスの開発と維持、ヨーロッパ全体での実装のための全責任を負っています。

OpenPEPPOLの目的は、欧州の企業が調達プロセスにおいて、買い手である欧州の公共部門と容易に電子的に取引できるようにすることで、政府の調達において競争の機会を増やし税金をより有効に活用するための手段を提供することにあります。

同協会は、相互運用可能なPEPPOL準拠のインフラストラクチャネットワークとそれを使用する組織のための権威ある参照点を提供し、高レベルのガバナンスと合意のインフラストラクチャの継続を保証しています。OpenPEPPOLは、持続可能性を確保し、PEPPOL仕様、ビルディングブロック、サービスのより広範な利用を促進・支援しながら、広く受け入れられた技術標準と仕様をステークホルダーに提供することを目指しています。

Open PEPPOL協会の目標

欧州政府及びその供給者に対し、PEPPOL仕様を用いた電子調達の継続的な実施とベストプラクティスの推進を奨励しています。

公共調達プロセスを支援する革新的なPEPPOLベースのICT製品・サービスの開発を促進・支援し、民間・公共部門全体のプロセスを調和させ、中小企業のための電子調達の採用を簡素化するために、B2Bの文脈においてもその使用を促進します。

PEPPOLネットワークは、オープンでアクセスしやすく、コンプライアンスに配慮した形で成長することにより、欧州の公共サービスの相互運用性を支援し、欧州がデジタル単一市場に向けて動き出すことを確実にします。

PEPPOL準拠のインフラストラクチャの企業間利用や、調達以外の分野でのPEPPOLコンポーネントの利用も重要であると認識されており、協会によって奨励されています。PEPPOLは現在までに欧州のいくつかの国で実施されており、日本、シンガポール、オーストラリアなどのEU外でも注目が高まっています。